JAVA3D による3Dアプレット制作


Direct3D の記事を載せようとしていたのですが、 先日インターネットをブラウズしていたところ、 Java3D の新バージョン Java3D 1.3.0 がリリースされた事を知りました。

そんな訳で急遽予定変更、JAVA の記事を載せてみました。

Java3D は、本家 Sun Microsystems が開発した Java で3Dグラフィックスを 実現するためのエクステンションで、現在のバージョンは、1.3.0 です。(2002年 7月23日現在)

まだ、Web ブラウザに付属していたりしないので全然普及してませんが、 本家からのリリースとくれば、将来性が期待できますよね。

しかしながら、これ。
OpenGL や DirectX の違いを吸収した上で Java から使えるようにしているのが本質である にも関わらず、私にはどうも理解しにくいものでした。

私がつまづいた原因は、

・ドキュメントがどうも不親切。
・まだマニュアル類が少ない。(・・・・と思う。)
・ビデオボードによって動作がだいぶ違う。(まだまだだね)

上記3点究極の原因だと思いますが他にも、

・座標系が右手系である。(気づくのに少し時間がかかった・・・・)
・HMD(Head Mount Display)を使用する事を前提としているらしく、  アプリケーションがViewPoint を設定して、そこから LookAt する 仕組みが推奨されていない。
・付属するサンプルが、Java を使ってやりたい事とあまりマッチしていなかったので あまり参考にならなかった。

といったところでしょうか。

ここでは、私の気づいたいくつかの事情を解説しながらInternetExplorer で動作する簡単なアプレットを
作ってみようと思います。

ただし、作成するのがInternetExplorer で動作するアプレットなので、 HMD なんて無い。
なんで、ViewPoint から lookAt します。



なにはともあれ

始めるにあたって、Java2 SDK のバージョンを最新に更新、
( http://java.sun.com からダウンロード可能です。)

そして、Java3D 最新版をダウンロードしてください。
( http://java.sun.com/products/java-media/3D/download.html )

では、次に進みましょう、次ページ